元首相、殺害される
安倍元首相（総理大臣）が山上徹也（41）により殺害されました。首相（総理大臣）まで務めた政治家が選挙応援での演説中にたった一人の者により殺害される… “日本でこんなことが起こるなんて" と感じつつ、"日本だからこんなことが起こったのか" とも感じたりも。
元首相がテロにより殺害される… こんなことは太平洋戦争前の二・二六事件の斎藤実や高橋是清まで遡るのではないでしょうか。そういった意味で"日本でこんなことが起こるなんて"と。半面、"こんなことが起こるわけない"という思いから、警護に隙があったんじゃないかと。ニュースで流れている映像を見ても、背後に近づくことを許していますし。
ところで山上徹也、元海上自衛隊員という修飾語（？）がつけられていることが少なくありません。これを書いているときに流れているニュースでも言ってます（苦笑）。しかし海上自衛隊にいたのは3年間（しかも任期付き）だけ、しかも平成14年から17年とかなり昔のこと。今は職業不詳ということもあるのかもしれませんが、ちょっと違和感。
安倍元首相を狙った動機は政治的なものではなく、（山上徹也が）特定の宗教団体に恨みがあって、安倍元首相がその宗教団体に近い存在と考えたからといったことを話しているようです。警察への供述では名前を出しているのでしょうが、具体的には報道されないのでしょうね。でも、その宗教団体… きっとあれだろうなと皆想像してる、できるはず。
それにしても、宗教団体に恨みがあったのであれば、誤解を恐れずに記すと、直接その団体に刃を向けるべきではなかったのか、なぜ安倍元首相なんだろう？ たまたま（山上徹也がいる）奈良にやってきたから、なんてことだったら残念すぎる。